進んでもいいんだよね私達

卒業、旅立ち、別れ

当たり前にその運命を享受できることは凄いと思うの。

3年しかない高校生活のうちの1年が終わりを告げそうになっていて 学校なんて大嫌いだったハズなのにどこか名残惜しい。

膝丈のスカートも携帯BOXも身だしなみ検査も、理想の高校生像とは全然違った環境だったし、嫌いになっちゃうくらい先生に私たちの個性否定されてきたけれど、なんか大切な人がいれば狭い檻の中でも充分楽しかったりしてたなって思う。

ちょっと前に親戚の葬儀があって、もう会った頃の記憶もないくらいの関係の人だったけど、苦しそうなまま眠った顔を見て、ああもう全部過去になっちゃったんだなって胸が苦しくなった。私達はこれから過去を作り続けていくけど、いつかふと未来が怖くなって立ち止まったりするのかな。

後ろに振り返ることは簡単だけど過去に縋り付くことほど退屈な事ってないもん、私は常に可愛いを更新していきたいし、自分の中のナンバーワンを獲得し続けていきたい!

自分のこと最後まで愛しきれるのってきっとすごく難しいことだけど、私今までたくさん私の事見てきてくれたこの身体、割と好きにになれている。毎日の退屈を殺すのは結局いつも自分自身で、結局自分が殻を破るしか方法はない。自分以外の人間はきっかけを作ってくれるまでで、そこからは自分がやらなきゃいけない。いつまでもペロペロ傷の舐め合いしてちゃいけないってことだよね。傷の舐め合いばっかする関係、後から絶対後悔するからやめよ〜

いつも自分のこと呪ってた昔と比べたら随分自分のこと好きになれたな〜、ちゃんと1歩ずつでも進めてることが分かって嬉しいよ、これからも自分のこともみんなのことも愛していきたい!

話題が変わるんだけど最近大森靖子の曲をよく聴いていて、ミッドナイト清純異性交遊という曲の中にぼくだけのキラーチューンというフレーズがあって、キラーチューンというのは誰から見ても魅力的な曲みたいな意味なんだけど、自分だけしか知らない、秘密にしたいくらい魅力的な曲ってなんだろうって考えた時に、リリィシュシュの曲がぱっと浮かんだ。リリィシュシュのすべてという映画に出てくる実際には存在しないアーティストなんだけど、その劇中歌はどんな映画にもない、独特な世界観があってとにかく綺麗なんだ。リリィシュシュのすべては、一言で説明するのはとても難しい複雑な作品だけど、人の黒い部分をクローズアップしたような描写で自分の心の中を覗かれているような気分になる不思議な作品。鬱映画とか胸糞とか言われたらそれまでなんだけど、私はすごく考えさせられる映画だと感じた。そんな唯一無二の映像の映し方や捉え方をしたこの作品にピッタリなリリィの曲は、私にとってのエーテルで、毎日の睡眠ソングになっている、私の大切なキラーチューンなのです!

音楽って人の心を潤わせてくれる大切な娯楽だと思うから、私は音楽が大好きだし、生き甲斐。10代という多感で大切な時期に何かを残しておきたくて、ピアノやバンドをやっているけれど、それが将来キラキラとした思い出になればいいなって思います。

大人になるにつれて私たちは当たり前が増えて大切に感じるものが減っていくんだろうけど、それと同じくらい新しくて斬新なことにチャレンジして常に感動を味わっていたいな、いつまでも古い人間にはなりたくない!

今を生きていれるうちは、沢山のものを大事にしていきたいよ!これからもゆっくり休みながら大事に生きていこうね^^

 

p.s リリィシュシュ、是非聴いてください♡